東京交響楽団 名曲全集シリーズ

昨日は、東京交響楽団さんの名曲全集シリーズ@カルッツかわさきでの本番でした。
これまで数回しか日本で演奏されたことがないというチャイコフスキー最期の作品、ピアノ協奏曲第3番に取り組ませていただきました。

この曲は当初、「人生」という標題の交響曲として構想されていただけに、
抽象的で謎めいた音の中にもチャイコフスキー晩年の境地を感じることもできます。
悩み多き人生を、誇り高く音楽に昇華させたチャイコフスキー・・
素晴らしいオーケストラサウンドでこの作品を体験でき、
楽団の皆様と秋山和慶先生に心から感謝しています。
悠々としたストリングスの旋律や、懐かしいような管楽器の音、舞台上で聴いた大迫力の音が鮮やかに耳に残っています。

ピアニストとして本当に幸せな時間でした。
演奏を聴いていただきました皆様、ありがとうございました!

©ミューザ川崎シンフォニーホール
マエストロ秋山和慶と終演後に