SHOFUSHA 『アレンスキー』の配信が始まりました!

新型コロナウイルス感染予防に心を尽くす毎日が続いています。一日も早く、平穏な日常が戻ることを願うばかりです。皆様、どうかくれぐれもお体にお気をつけてお過ごしくださいませ。


SHOFUSHAから新たなアルバム『アレンスキー』の配信が始まりました。不安なニュースが多い中、私にとって待ちわびた知らせでした。


ポール・ローゼンタールさん(vln)、ナサニエル・ローゼンさん(vc)と録音させていただいたピアノ・トリオが収録されています。チャイコフスキーがピアノトリオ「偉大な芸術家の思い出に」でニコライ・ルビンスタインを追悼したように、この作品でアレンスキーはロシアの名チェリスト、カルル・ダヴィドフを追悼します。ロシアの伝統を引き継いだ、アレンスキーの代表作と言われています。

そして、弦楽四重奏第2番は、暗いオープニングから心をさらわれる第1楽章、壮大な変奏が有名な2楽章、ロシアの熱い血が流れています。カルテットながらチェロ2本という珍しい編成で書かれているのも、なんともロマンチックです!両作品とも1894年に書かれています。激動のロシア史の中で、この年はロマノフ朝最後の皇帝ニコライ二世が即位した年でした。


この録音のために、アメリカ、ドイツ、ポルトガルから弦の名手たちが山中湖に集結しました。アルバムに参加できて、本当に幸せでした。


ハイレゾ・通常版ダウンロード・ストリーミングで、お楽しみいただけます:https://linkco.re/ZBTGmu3P
ぜひ、多くの方に聴いていただけましたら嬉しいです。


《収録曲》アレンスキー: ピアノ三重奏曲 第1番 ニ短調 Op.32

     アレンスキー :弦楽四重奏曲 第2番 イ短調 Op.35


ポール・ローゼンタール(Vln: YU IIDA 2015)、トビー・ホフマン(Vla: YU IIDA 2018)、ナサニエル・ローゼン(Vc: YU IIDA 2017, 2018)、ゴッドフリート・ホーヘフェーン(Vc:  YU IIDA 2011)、福原彰美(Pf: C.Bechstein)

クリスティーヌ・ワレフスカ:ブロッホ作曲「ニグン」が配信されています

クリスティーヌ・ワレフスカさんのPhilipsレコード50周年を記念して、ブロッホ作曲「ニグン」が4月16日から配信されています。

モントリオールでのレコーディングにお供させて頂き、録音しましたが、その時はアルバムに入りきらなかった未発表の曲です。
このような時局だからこそ、祈りのようなメロディーが心に響きます。

食料配達もパンクしているというニューヨークにいらっしゃるワレフスカさん。とても心配です。。
早い収束を、心から願っています。

あけましておめでとうございます

昨年はおかげさまで演奏の機会に多く恵まれ 実りある充実した一年でした

演奏を聴いてくださいました皆さま いつも温かい応援をいただきました皆さま 誠にありがとうございました

この春は 翻訳に初挑戦させていただきました『ブラームスを演奏する』(音楽之友社 共訳:天崎浩二 福原彰美)が発売予定です

文献を何度も読み返しながら理解を深める作業は 実演奏の上でも大変貴重な経験でした

2020年が皆さまにとって 喜びに満ちた素晴らしい年になりますように心よりお祈り申し上げます

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます

                          福原彰美

ベヒシュタインの響きで味わうショパンの名曲

昨日は寒い中、赤坂ベヒシュタインサロンでのコンサートにお越しいただきましてありがとうございました。
大変有難いことに沢山のご予約をいただき、当日は会場のお席を大幅に増やしていただきました。暮れの忙しい時期にお集まりいただいた皆様、本当にありがとうございました。

ショパンのワルツとスケルツォを抱合せての試みに大変温かい反響をいただきました。
朝から楽器を美しく整えてくださった調律師の阿部さんに感謝です。
冴え渡った精鋭な楽器に触れ、まだまだできることがあると演奏しながら思いが溢れました。

第63回 かやぶき倶楽部

先週末は、長野県伊那市の金鳳寺の「第63回 かやぶき倶楽部」にて、演奏させていただきました。

プログラム前半はショパンのワルツ、後半はプーランクの音楽物語「子象のババール」を伊那女声コーラスのリーダーで長野県の小学校のベテラン教師でいらっしゃる山岸祥子先生の語りで演奏させていただきました。山岸先生の明るい豊かな声での語りに触発され、ファンタジーが膨らみました。

「かやぶき倶楽部」に出演させていただくのは今回で3度目です♪これから冬本番に向かう寒さ(この地方では「凍る(しみる)」と表現するそうです)とストーブで暖められたお寺、山の向こう遠くに暮れる夕日。。今回は金鳳寺の冬景色を堪能しました。

いつも温かく迎えてくださる主催の山﨑さん、そして伊那市の皆様に心から感謝しています。

サンデー・ブランチ・クラシック

昨日のLiving Room Cafe サンデー・ブランチ・クラシックにお越しくださいました皆様、ありがとうございました!自分の家のリビングルームにお客様をお招きしたかのように、というLiving Room Cafeのコンセプトの通り、寛いだ気持ちで存分に演奏させていただきました。聴いてくださった皆様、ありがとうございました。お食事の手を止めて耳をすませてくださっているのを感じ、大きなインスピレーションをいただきました。終演後も会場に残ってくださった方々とお話できて、幸せな一時でした!

『トビー・ホフマン ヴィオラ リサイタル』(SHOFUSHA) 配信開始です!

昨秋にポルトガルから来日されたトビー・ホフマンさんとご一緒させて頂いたアルバムが配信開始されました!

日本の匠、飯田裕氏製作のヴィオラ”Yu Iida2012″を使っての録音で、ピアノはC・ベヒシュタインです。収録曲はシューマンの「おとぎの絵本」、ミヨーのソナタ、ブリテンの「ラクリメ」、トビーさんのお兄様ジョエル・ホフマン氏によるソロ曲など。
トビーさんにより、「Yu Iida楽器で録音するならば何よりも『美しさ』をテーマに」と選曲されたそうです。因みに、ブリテンの「ラクリメ」はYu Iidaのヴィオラを愛用したウィリアム・プリムローズに献呈された作品でもあります。

求める音になるまで何度も何度も表情一つ変えず取り組む・・厳しい真の職人のようなホフマンさんと、素晴らしいレコーディングを経験させていただきました。

アルバムは各ストアにて配信されています。
是非多くの方に聴いて頂けましたら幸いです!

https://linkco.re/fGxeCetc

アマデウス・ソサイエティー管弦楽団 第52演奏会

昨日はほぼ満席となった東京芸術劇場で行われたアマデウス・ソサイエティー管弦楽団第52回演奏会にて、川本貢司マエストロのタクトのもと、ラヴェルのピアノ協奏曲ト長調を演奏させていただきました。

ラヴェルの協奏曲は美しい2楽章が学生時代からの憧れで、ラヴェル特有の色彩感、1・3楽章に現れるガーシュインに影響を受けたジャズの要素も、演奏していてとても楽しかったです🎹🎶 綿密なリハを重ねてくださったオケの皆様、思う存分に弾かせて下さった川本マエストロ、そしてお声をかけて下さった団長の原さんに心から感謝です。

プログラム後半は、大迫力のサン=サーンス「オルガン付き」(オルガン:小高園里子さん)交響曲❗️客席で、幸せな気分で満喫させて頂きました✨

お世話になりました皆様、演奏を聴いて頂きました皆様ありがとうございました!

当日のリハーサル風景♪
たくさんの拍手を頂きましてありがとうございました♪
川本貢司マエストロと終演後の一枚♪ありがとうございました!
アマデウス・ソサイエティー管弦楽団団長の原さんと♪

台湾 国家音楽庁

ワレフスカさんのツアー最終日は、台湾の国家音楽庁でのコンサートでした。
ワレフスカさんと何度もご一緒させて頂いた大好きなホールです。
今回のツアーでも大変貴重な経験を積ませて頂いたことに感謝しながら、演奏させて頂きました。アンコールは準備していた4曲全てを演奏しました。本当にありがとうございました!

広州オペラハウス ワレフスカさんと

3月31日は広州オペラハウスにて昼夜2公演を演奏させて頂きました!夜の公演後はさすがのワレフスカさんも、私もヘトヘトに、、。ですが、大変貴重な経験をさせて頂きました。広州での演奏会の初回から聴いて下さっている方々が今年も来てくださり、「また来年も来てね!」と言って下さり嬉しかったです。先月のワンタオさんの公演でも来てくれた、広州でピアノを学ぶ大学2年生のルーカス君が今回も譜めくりをしてくれました。休憩時間には留学の事やピアノのテクニックの事など質問責めにあいました☺️