『ベル・エポックの煌めき 〜豊穣の旋律〜』のご案内

2015年より共演を重ねてきたヴァイオリニスト鈴木舞さんと、この秋は銀座王子ホールでデュオリサイタルをさせていただく予定です♪

『ベル・エポックの煌めき』

日時:11月9日(水)

18時開場・18時15分〜18時45分トークショー・19時開演

会場:銀座王子ホール

出演者:鈴木舞(ヴァイオリン)福原彰美(ピアノ)坂田康太郎(司会・解説)

芸術が花ひらき、数々の作品が実った「ベル・エポック」(=古き良き時代)✨

19世紀末のヨーロッパに起こった奇跡に、特別な魅力を感じずにはいられません。

プログラムの前半は、イーゴリ・ストラヴィンスキーが新古典主義を掲げた「イタリア組曲」や、マイナーな存在でありながらフランスの真の天才と尊敬され続けるリリ・ブーランジェのお洒落な小品、また、当時のヨーロッパでジャズが真新しいジャンルとして注目されたことがうかがえるモーリス・ラヴェル作曲のヴァイオリンソナタ第2番など。

そしてプログラム後半は、今年生誕200年の記念年を迎えたセザール・フランクのソナタイ長調を演奏いたします。

開演前には、坂田康太郎さんによる司会で出演者によるトークショーも予定しています🎤😸

CHANEL Pygmalion Daysでの出会いから8年かけ、阿吽の呼吸で理解し合えるようになった鈴木舞さんとのDUOアンサンブル 😊

ぜひ、多くの皆様に演奏を聴いていただきたいです♪ お申し込みはこちらから→チケットぴあ

Eメールでのご予約・お問い合わせはsakata@caap.jp (株式会社CAP:坂田康太郎)、又はこちらのフォームにて承っております。

どうぞ宜しくお願いいたします。

OTTAVA Night vol.30 完売御礼

先日のOTTAVA Nightはおかげさまで当日に完売となり、会場に椅子を増やしての大盛況となりました。

お越しくださった皆様、ありがとうございました!

カーボンオフセット証明がされた、地球にやさしいコンサート🌎 「地球環境」や「SDGs」といったワードをテーマに組んだプログラムを、鈴木舞さんと演奏させていただきました🎼 

チャリティーへのご協力もいただきまして感謝でいっぱいです。

岩沼ヴァイオリンJr 倶楽部さんに3/4サイズのヴァイオリンを届けられることを楽しみにしています✨

また今回のコンサートでは、「みんなエアー」さんのご協力により、コンサート会場の空気のモニタリングがされました。紫外線照射で空気中の浮遊ウイルスを除去する「エアロシールド」という背の高い装置や、光触媒で空気を浄化する「KOROSUKE」というコンパクトな空気清浄機が設置されたり、このような時期でもお客様に安心して演奏会を楽しんでいただけるよう、いろいろな工夫がなされました。

ソロアルバム『ブラームス:ピアノ小品集』

本日より、Acoustic Reviveから発売中のソロアルバム『ブラームス:ピアノ小品集』の広範囲でのデジタル配信が始まりました!
これまで以上に様々なプラットフォームで、お楽しみいただくことが可能になりました😊

日本を代表するサウンド・エンジニアの鈴木智雄さんに録っていただいたのは、ブラームス40代の頃の作品76と、晩年の作品118&作品119。
ブラームスの、修練を積んだ天才の頭脳と、その厳しい道を歩んだ大きな心をそっと覗き込むかのような、小品集です。

素っ気なく「間奏曲」と名付けられた小曲の、なんと内容豊かなこと!
アルバムの制作過程は、今思い出しても胸が熱くなります。

このアルバムは、ぜひウルトラハイレゾCDで、蓮井幹生さんによる青色のカバーアートや、天崎浩二さんによる20ページを超える力作の解説ノートと共に聴いていただきたいというのが一番の願いではありますが、
デジタル配信で世界中どこでもすぐに聴いていただけるようになったのもまた、大変幸せで嬉しいことです。

アルバムの紹介動画も併せて公開となりました。
もうすでにCDを聴いてくださっている方も、初めて聴いていただく方も、お楽しみいただけたらとても嬉しいです♪♪

配信が開始されたプラットフォームの一覧は、こちらのリンクよりご覧いただけます ↓

https://akimifukuhara.hearnow.com

インターネットラジオ OTTAVA Andante に出演いたします

7月15日(金)の午後5時から1時間、クラシック音楽専門のインターネットラジオ局OTTAVAの番組”OTTAVA Andante”に、ヴァイオリニスト鈴木舞さんと生出演させていただきます。

プレゼンターは斎藤茂さん!番組では舞さんとのDUOのお話をさせていただいたり、それぞれのソロアルバムから数曲ご紹介いただく予定です。そのほか、告知や募集など盛り沢山な内容になりそうです♪

番組はこちらからお聴きいただけます→ottava.jp

前半30分は無料でご試聴可能。 OTTAVA会員登録をしていただくと、ライブやオンデマンドでお聴きいただけます。(会員登録についてはこちらをご覧ください→ottava.jp/members/ 

初めてのラジオ生放送、楽しい時間になりますように願っております!

先週末に河口湖音楽と森美術館で演奏させていただいた時のお写真📷 ストラドはどちらでしょう😊

Automobile Council 2022

4月15日から始まったAutomobile Council 2022は、希少なヘリテージカーが陳列され大迫力。

ステージには、ベーゼンドルファーの限定モデル「クリムト」が運び込まれました✨

ヴァイオリニスト枝並千花さんと趣向を凝らしたプログラムを、坂田康太郎さんのMCと共にお楽しみいただきました。

ピアノの蓋の内側に金箔で再現された”ウーマン イン ゴールド“を見ながら、お気に入りのソロ曲も弾かせていただき感激でした☺️

鈴木舞 福原彰美デュオリサイタル @汐留ホール

先日2月6日は、鈴木舞さんとのコンサートが無事に開催されました。

コロナ渦第6波の厳しい状況下、お運びくださった皆様、誠にありがとうございました。

フランクのソナタやブラームスのソナタ1番に、いつも以上に熱が入りました。

コンサートでないと出来ない演奏があることを痛感し、この経験は何事にも代えられないと改めて思いました。

謹んで新春のお慶びを申し上げます

謹んで新春のお慶びを申し上げます

2022年がコロナ収束の年となり 皆様に幸多き年でありますよう 心からお祈り申し上げます。
本年もどうぞ宜しく申し上げます。

楽しみなコンサートのご案内をさせてください♪
2月6日(日)14時、日仏文化センター汐留ホールにてヴァイオリニスト鈴木舞さんと演奏させていただきます。

プログラムは、ブラームスのヴァイオリンソナタ第1番「雨の歌」や
フランクのソナタ、初めて弾くヨアヒム・ラフなど。
この季節、このプログラムで心身あたたまっております。
寒い時期ですが、お運びいただけましたらとても嬉しいです。

コロナ渦第6波のさなか どうぞ皆さま十分にお気をつけてお過ごしくださいませ。

ライアン・フランシス作曲 Tri Cantae

NYのコンテンポラリー・ミュージックシーンを牽引する「21世紀型オーケストラ」、メトロポリス・アンサンブル(Metropolis Ensemble)のオンラインシリーズに参加させていただきました。

ジュリアード音楽院で出会った作曲家ライアン・アンソニー・フランシスの作品は、クラシック音楽のみならず、ジャズやポップス、エレクトロミュージックの影響を受けています。ピアノ作品は、プリペアドピアノ等の特殊な奏法を使わずに、ピアノ従来の奏法にこだわって書かれています。これまで日本で沢山初演をさせていただく機会に恵まれました。

今回のビデオで演奏したトライ・カンテ(Tri Cantae)は初演から10年経ちましたが、自分の中でも曲の捉え方が随分変わりました。

ぜひこちらのリンクよりお楽しみください。

2011年の自主リサイタルのプログラム・ノートより:

今日のリサイタルのためにライアン・フランシスが書き下ろした作品です。”Tri Cantae”とは、教会音楽として古くから使われたカンタス・フィルムスと、イギリスのテクノユニットAutechreの3枚目のアルバム”Tri Repetae”をもじった題名です。低音部の旋律を基として、3声部で書かれています。低音の旋律は一番速い4分音符、他の2声は2分音符、全音符と倍ずつ遅くなります。旋律が少しずつ移調することによって、音楽の垂直性が消えてゆきました。曲を通してペダルを踏み続けるのですが、衰退してゆく音と次の新しい音が微妙に混ざり合い変化してゆくように意図されています。大きな音の雲がゆっくりと流れていくだけという感じの瞑想的な音は、ニューヨーク出身の作曲家モートン・フェルドマンの作風と似ています。

『ピエール・アモイヤル ヴァイオリンリサイタル』Shofushaより発売です

Shofushaより新アルバム『ピエール・アモイヤル ヴァイオリン リサイタル』のデジタル配信が始まっています。

『アレンスキー』、『チャイコフスキー フィレンツェの思い出』に続く今回のアルバムは、ピエール・アモイヤルさんのヴァイオリン小品集です。

早逝したフランスの真の天才リリ・ブーランジェの小品や、1920年代のノスタルジーが漂うプロコフィエフの名曲「5つの旋律」などが収められています。

Shofushaレーベルは、楽器製作者本人がレコーディングに立ち会い、演奏家と一緒に音を吟味し作り上げるプロジェクト。飯田裕氏製作のヴァイオリンが名手アモイヤル氏と出会い、楽器が心を開いて、音色がどんどん豊かに温まっていく過程を 間近で体験させていただきました。スタジオに設置されていたベヒシュタインピアノの優しい感触も忘れられません。

ぜひ多くの方々に聴いていただけましたら幸いです。

また、CDはアマゾンでの予約が始まっています。

こちらのリンクをご覧くださいませ 。

『ブラームスを演奏する』 新刊のお知らせ

ベーレンライター社から2015年に出版されたブラームス研究本 ”Performing Practices in Johannes Brahms’ Chamber Music” を翻訳家・天崎浩二さんと共訳させていただきました。

ブラームスが思い描いた音楽とはどのようなものだったのか。リーズ大学のクライヴ・ブラウン博士率いる著者陣が、ブラームスの時代に生きた多くの音楽家の記述や録音等、様々な資料を取り上げて、このテーマを掘り下げています。

一足飛びにブラームスに近づく虎の巻・・では勿論ありませんが、演奏の面白いヒントが詰まっています。私にとって、楽譜を見つめ直し、親しみ深い旋律を改めて新しい気持ちで歌い直す、貴重なきっかけになりました。(「え、こんな風に弾いてもいいの?!」と驚いてしまうような発見もありました)

ブラームスの死後、数十年もしないうちに人々の演奏解釈にどれほどの変化があったのかがわかり、考えさせられます。

2018年から始まり、最後はコロナ渦での自粛生活を共にした2年越しのプロジェクトがようやく完成しました。所々変な私の日本語をビシバシ鍛えてくださった天崎さんに感謝しています。

書店では10月27日頃から入手可能、アマゾンなどでは予約販売も始まっています! ぜひ多くの方々にお手にとっていただきたいです。