すみだトリフォニーホールでのリサイタルにご来場頂きましてありがとうございました。
みなさまに温かい応援を頂き、おかげさまで第六回目を迎えることができました。
一年間の総まとめを今年もたくさんの方に聴いて頂くことができて、心から感謝しております。
忙しいお仕事帰りにお越し頂いた皆様、遠方よりお越し頂いた皆様、お一人お一人にご挨拶させて頂きたかったです。
今回演奏させて頂いたプログラムでは、スカルラッティの独創的な創作の喜び、ブラームスの孤独の中に時折差し込む光、二十歳を過ぎたばかりの純情なショパンの音など、印象深い数々の発見がありました。
ラフマニノフのソナタでは、まるでムンクの「叫び」(!?)を思い起こさせる音に圧倒されましたが、その反面、天使が舞い降りるような部分が、はっきりと浮き彫りになりました。
昨秋に南アメリカで受けた純粋な感動が、胸に蘇るような、密度の濃い、豊かな時間を過ごしました。
皆様にもお楽しみ頂けていましたら、心から幸いに思います。
また演奏を聴いて頂ける日を楽しみにしております。
3月14日 福原彰美