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福原彰美 Akimi Fukuhara

卓越した技術と繊細な音楽性を兼ね備え、ソロ、室内楽、現代音楽の分野で幅広く活躍。国内外の著名アーティストから信頼を集め、クリスティーヌ・ワレフスカ(チェロ)、ナサニエル・ローゼン(チェロ)、ピエール・アモイヤル(ヴァイオリン)らと共演を重ねる。2017年にAcoustic Reviveよりリリースしたソロアルバム『ブラームス:ピアノ小品集』は、レコード芸術誌で準特選盤、オーディオアクセサリー誌で特選盤に選出。これまで東京交響楽団(指揮:秋山和慶)、パシフィックフィルハーモニー東京(指揮:山下康介)と共演し、サンフランシスコ交響楽団室内楽シリーズ、メトロポリス・アンサンブルの企画等に出演。ニューヨーク・タイムズ、サンフランシスコ・クロニクル、日経新聞等で度々取り上げられ好評を博す。また、ブラームス研究にも注力し、2020年に音楽書『ブラームスを演奏する』(クライヴ・ブラウン、ニール・ペレス・ダ・コスタ、ケイト・ベネット・ウォズワース著)を天崎浩二氏と共訳。19世紀のピアノ演奏習慣や楽曲解釈に関する深い洞察を培う。2025年にAcoustic Reviveよりブラームス・ソロアルバム第2弾をリリース予定。

幼少期から国内外のコンクールで高い評価を受け、10歳でジーナ・バックアワー国際ピアノコンクール・エキジビションコンサートに出演。12歳でシプリアン・カツァリス氏のプレコンサート(サントリーホール)で演奏。その翌年、ミシガン州インターロッケン・サマー・アーツ・キャンプにてワールド・ユース・オーケストラと共演。14歳で浜離宮朝日ホールにてソロリサイタルを開催し、そのライブ録音が学研プラッツよりCD発売された(現在ナクソス・ミュージック・ライブラリーにて配信中)。15歳で単身渡米し、サンフランシスコ音楽院を経てジュリアード音楽院修士課程で研鑽を積む。在学中、イツァーク・パールマン氏の指導のもとアリス・タリー・ホールなどで演奏し、ケネディセンターで開催される全米音楽大学合同開催のコンサヴァトリー・プロジェクトにソリストとして出演した。2011年度CHANELピグマリオン・デイズ・アーティストに選出。多胡まき枝、故・松岡三恵、マック・マックレイ、シャロン・マン、ヨヘイヴェド・カプリンスキー各氏に師事。