シャネル・ピグマリオンデイズ10周年コンサート

今週はシャネル・ピグマリオンデイズ10周年イベントの室内楽抜粋コンサートに参加させて頂きました。

毎年11月に大山平一郎先生を囲んで行われるこの室内楽シリーズですが、紅葉が深まり空気が一段と冷えてくる晩秋は、私にとって、室内楽の季節でもあります。

また今年は、シャネルピグマリオンデイズの10周年ということもあり、とても豪華なコンサートとなりました。

ブラームスのピアノ五重奏の第1楽章と、アルトとヴィオラとピアノのための二つの歌作品91を演奏させて頂きました。

共演させて頂いたのは、メゾソプラノの小野和歌子さん、チェリストの平野玲音さん、ヴァイオリニストの長尾春花さんと寺内詩織さん、そしてヴィオラは大山平一郎先生です。

ピアノ五重奏は悩み深き若きブラームスのエネルギーに満ちた猛作ともいうべき作品、そして
作品91の二つの歌は、「聖なる子守唄」と親しみを込めて呼ばれ、ドイツ人なら誰でも知っているという非常に美しい歌が入った作品群です。

共演させて頂いた皆さんと一緒に、この1週間の集中リハーサルでは、作品の内面へ奥深く入って行く喜び・・・
今年も、尊敬の念と感動でいっぱいになりながらのリハーサルでした。

こんな機会を作ってくださるシャネル・ピグマリオンデイズに心から感謝です。

福原彰美