クリスティーヌ・ワレフスカさんと南米のエクアドルにお供させて頂きました。
ワレフスカさんはアルゼンチンに住まわれていたこともあり南米に所縁のある方ですが、私にとって今回が初めての南米です。
山に囲まれた標高2800mのキトでは、ヨーロッパから持ち込まれた文化と原住民インカの文化とが融合しています。旧市街の狭い路上に溢れかえる人々の活気、路上で果物や民芸品を売る小さなインディアンのおばあさん、けむりのような雲が山肌にかかるダイナミックな南米の空、全てが今まで見たことのない世界です。一週間、暖房もインターネットもなくお湯もでない修道院で過ごしました。
南米で一番古い植民地時代の教会で、キトにある小児病院のためのチャリティーコンサートを演奏させて頂きました。インカの黄金で埋め尽くされ装飾された、言葉を失ってしまうような教会でした。
またピアノは、南米で唯一のピアノメーカー、Luis A. Verdugo氏制作のピアノを弾かせて頂きました。エクアドル産のユーカリの木を使用し、全て手作りのピアノには一音ずつ温かい音色がこめられていました。
小児病院を訪れチェロと電子ピアノを使って演奏をさせて頂いたり、ラテンアメリカを代表する画家の一人、グアヤサミンを記念した美術館で演奏させて頂きました。




















