ソロアルバム『ブラームス:ピアノソナタ第3番』Acoustic Reviveより発売です!

✨新譜のお知らせ✨


2025年11月24日、Acoustic Reviveレーベルより
ソロアルバム『ブラームス:ピアノソナタ第3番〜若き作曲家の原点』が発売となります。

ブラームス後期の作品を収めた前作『ピアノ小品集』に続く、ブラームス・アルバム 第2弾。今回は、若きブラームスの情熱と瑞々しいエネルギーに心を寄せました。

作曲家として歩み始めた青年ブラームスの最も意欲的で重要な作品と言える1853年のピアノソナタ第3番 op.5を筆頭に、彼のミューズであったクララ・シューマンがほぼ同時期に完成させた「ローベルト・シューマンの主題による変奏曲 op.20」。

さらに、ブラームスの若き日の歌曲《帰郷 op.7-6》(ヤーダスゾーン/福原編)、《ソネット op.14-4》(福原編)、《エオリアンハープに寄せて op.19-5》(R.ケラー編)を挟み、最後に弦楽六重奏曲 op.18から主題と変奏 op.18b(ブラームス自身によるピアノソロ編曲)を収録しています。それぞれの作品が有機的に繋がり、呼応し合うような構成をイメージしました。

《エオリアンハープに寄せて》のR.ケラー編の貴重な楽譜はブラームス新全集を編纂するドイツ・キール大学音楽学研究所のご協力のもと入手が叶い、今回が世界初録音です。この美しいピアノ独奏版はぜひ皆様に聴いていただきたいです。

ピアノソナタ2楽章の「月夜」を連想させる、写真家蓮井幹生さんの素晴らしい作品をジャケットアートに使わせていただきました。

『ブラームス読本』日本語版の刊行と時期を同じくして本アルバムを世に出せることになりました。長い年月をかけて温めてきた歩みが実を結んだようで、深い喜びを感じています。

お一人でも多くの方にこのアルバムが届きますように、心から願っています。

福原彰美