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福原彰美 Akimi Fukuhara

PTNAC級金賞、全日本学生音楽コンクール小学生の部・西日本大会第2位他受賞。10歳で米国ユタ州、ジーナ・バックアワー国際ピアノコンクールエキジビションコンサートに出演、12歳で世界的ピアニスト、シプリアン・カツァリス氏のプレコンサート(於サントリーホール)にて演奏する。その翌年、ミシガン州インターロッケン・サマー・アーツ・キャンプにてワールド・ユース・オーケストラと共演。14歳で浜離宮朝日ホールにてソロリサイタルを行い、そのライヴ録音が学研プラッツレーベルから発売される。

15歳で単身渡米、サンフランシスコ音楽院でマック・マックレイ教授に師事。在学中、全米の音楽大学が共同開催するコンサヴァトリー・プロジェクトにソリストとして抜擢され、ケネディ・センターで演奏する。その後、スーザン・W・ローズ奨学金を得てジュリアード音楽院の修士課程に進学し、ヨヘイヴェド・カプリンスキー教授に学んだ。同音楽院在学中、室内楽フェスティバルにてイツァーク・パールマン氏の教えを受け、アリス・タリー・ホール及びピーター・J・シャープ・シアターでピアノ三重奏を演奏する。また、リンカーンセンター・チェンバーミュージックソサエティ創始者、フレッド・シェリー氏とニューヨーク・ハーモニークラブで共演する。

20102月にル・ポワソン・ルージュ(ニューヨーク)で演奏し、ニューヨークタイムズで好評を得る。更に同年、アンサンブル・トムシャ(編成:メゾソプラノ・ピアノ連弾・弦楽四重奏・フルート)を結成し”The New Yorker”にて紹介される。カーネギー・ワイル・リサイタルホール、ウォールストリート・トリニティ教会、バージミュージック、コロンビア大学ミラーシアター等で演奏する。米国外ではベトラムカ・ヴィラ(プラハ)、サル・コルトー(パリ)などでもソロ演奏を行う。MuSE(ミューズ非営利団体)、ミメシス・アンサンブル、メトロポリス・アンサンブル等の企画公演に出演し、現代音楽に積極的に取り組む。

2010年にチェリスト クリスティーヌ・ワレフスカ氏の要請により、氏の日本公演の伴奏ピアニストを務め、その後は世界各地の公演で共演している。上野学園石橋メモリアルホールでの演奏会のライブ録音がNHKFM・ベストオブクラシックにて放送され、日本ウェストミンスターからCD発売された。

2011年にCHANELピグマリオンデイズアーティストに選出され、年間6回のソロリサイタルをCHANEL NEXUSホールにて演奏する。2009年から2016年まで、すみだトリフォニーホールにて自主リサイタルを毎年開催。

室内楽では、クリスティーヌ・ワレフスカ(vc)、ナサニエル・ローゼン(vc)、ピエール・アモイヤル(vn)等、著名な演奏家と多く共演。室内楽アルバムの録音も数多い。2013年にはサンフランシスコ交響楽団の室内楽シリーズに出演しサンフランシスコ・エグザミナー紙にて好評を得た。

2017年にリリースされたソロアルバム『ブラームス:ピアノ小品集』(Acoustic Revive)がレコード芸術誌の準特選盤、オーディオアクセサリー誌の特選盤に選ばれる。学研プラッツよりリリースされたソロアルバム 『l’enfant de la musique』、『Akimi plays Chopin and Liszt』は、現在ナクソス・ミュージック・ライブラリーにて配信中。

2019年2月、東京交響楽団/指揮秋山和慶氏とチャイコフスキーのピアノ協奏曲第3番を共演。

2020年、音楽書『ブラームスの演奏する』(クライヴ・ブラウン、ニール・ペレス・ダ・コスタ、ケイト・ベネット・ウォズワース著)を天崎浩二氏と共訳する。

これまでに多胡まき枝、故・松岡三恵、マック・マックレイ、シャロン・マン、ヨヘイヴェド・カプリンスキー各氏に師事。